技術紹介

溶接

溶接加工技術 概要
水門製作過程

アルミ溶接

一般的に軟鋼に比べアルミ溶接は難易度が高いと言われています。エヌティーシーにおいては1000系、3000系、5000系、7000系と様々な材質に対応。TIG溶接、MIG溶接、自動溶接、熟練した溶接工により大型構造物、各種工業製品、第二種圧力容器等様々なアルミ溶接に対応可能。日本軽金属の研究所であるグループ技術センターと連携して、多くのニーズに対応するアルミ溶接の開発を推し進めています。グループ会社に押出型材、板の製造工場が有り、様々な材質のアルミニウム材の調達が可能です。

軽金属溶接構造物製造工場H級認定工場
JBA自動溶接認定取得

TIG溶接

Tungsten inert gas welding = 通称・TIG溶接は細いタングステン棒を電極とし母材との間にアークを発生させて溶接部の金属を溶かし、横から溶加材を挿入して接合する溶接方法です。

主に薄板向きで、溶け込みはあまり深くありませんが、綺麗なうろこ模様の溶接で外観的に美しい溶接です。

MIG溶接

Metal inert gas welding =通称・MIG溶接は電極となるアルミ溶接ワイヤと母材との間にアークを発生させ母材と一緒に溶接ワイヤを溶かし溶接を行う方法です。

溶け込みを必要とする構造物に使用されTIGに比べ溶接速度が速く溶接後の歪が少ないのが特徴です。

ロボット溶接

TIG・MIG共にロボットによる自動溶接を推進し様々な製品の溶接に導入しています。

中でもフローニアス製MIG溶接機CMT ADVANCED(Cold Metal Transfer+交流)電源とダイヘンロボットFD-V6L・2軸ポジショナーは、CMTにより低入熱、低スパッタ溶接が可能となり板厚1mmの溶接が可能、MIG溶接の高速化では現在1200mm/minまで可能。また2軸ポジショナーによりロボット6軸+ポジショナー2軸、計8軸の動作により複雑な形状の製品でも安定した溶接が可能となりました。

代表的な使用例

水門

水門

全国で6,000門の実績を誇ります。
水門は水害から人の生命と財産を守る施設として全国に多く設置されています。アルミ合金製水門は軽量で操作性もよく、また耐食性の良さから多くの地域でご採用いただいています。

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