日軽新潟の製造部門をご紹介いたします。
コンテナと呼ばれる加熱された筒の出側にダイス(金型)を固定し、コンテナ内にビレットを挿入、油圧プレスの押出力でダイスに開いた形状のアルミニウム形材を押し出します。
電解槽の希硫酸液中で電気分解すると、陽極から酸素が、陰極から水素が発生します。陽極から発生した酸素とアルミニウムが結合して、アルマイトと呼ばれる陽極酸化皮膜を形成します。
皮膜はいわばアルミニウムのお化粧です。皮膜によって、アルミニウムの外観は輝きを増し、さらに錆びにくくなるという効果もあります。また、アルミニウムの表面をカラーリングすることもできます。
トラックの用のアオリ面体は、日軽新潟のトップシェア製品のひとつです。鏡面仕上げで出荷され、トラックのボディとなったときにアルミニウムが鏡のように輝きます。
当社のコア技術である摩擦攪拌接合「FSW」では、金属を溶融させることなく接合することができます。そのため加工ひずみが少なく、仕上げ面がきれいな接合を実現することができます。
アルミニウム溶接は一般的に溶接難易度が高い材質とされていますが、作業者は溶接技能検定を取得し、薄い板材から厚い形材まで幅広く製作しております。また軽金属溶接協会認定のR級を取得しており、品質及び安全性を確保し、お客様に満足して頂ける製品作りを行っています。
原子力発電所や医療機関のレントゲン室など、高線量区域での放射線遮蔽材として利用されています。
大型アルミ容器はビールや日本酒などの飲料用アルミ樽から、近年では生ビールサーバー用洗浄容器、コーヒー豆用アルミ樽など、 その用途を拡大しています。またアルミ樽製造で培われたプレス技術を活かして自動車用リチウムイオン電池の角容器も生産しています。