技術紹介

接合加工技術

高度な溶接施工技術

一般的に軟鋼に比べアルミニウムの溶接は難易度が高いと言われています。エヌティーシーにおいては1000系、3000系、5000系、7000系と様々な材質に対応。自動溶接、熟練した溶接工により大型構造物、各種工業製品、第二種圧力容器等に対応可能。日本軽金属の研究所であるグループ技術センターと連携して、多くのニーズに対応する溶接技術の開発を推し進めています。グループ会社に押出型材、板の製造工場が有り、様々な材質のアルミニウム材の調達が可能です。

(軽金属溶接構造物製造工場M級認定工場)
(JBA自動溶接認定取得)

様々な製品に対応

2013年よりTIG・MIG共にロボットによる自動溶接を推進し現在ではアルミパレットや圧力容器など様々な製品の溶接に導入しています。現在、MIG溶接1基、TIG溶接1基、計2基のロボットが稼働しています。

中でも2015年2月に導入したフローニアス製MIG溶接機CMT ADVANCED(Cold Metal Transfer+交流)電源とダイヘンロボットFD-V6L・2軸ポジショナーは、CMTにより低入熱、低スパッタ溶接が可能となり板厚1mmの溶接が可能、MIG溶接の高速化では現在1200mm/minまで可能。また2軸ポジショナーによりロボット6軸+ポジショナー2軸、計8軸の動作により複雑な形状の製品でも安定した溶接が可能となりました。

TIG・MIG共に、条件設定、自社製溶接治具等を使用することにより高品質な溶接を安定的に行っています。

また2018年からはFSWと呼ばれる「摩擦撹拌接合」も導入してます。

TIG溶接

Tungsten inert gas welding = 通称・TIG溶接は細いタングステン棒を電極とし母材との間にアークを発生させて溶接部の金属を溶かし、横から溶加材を挿入して接合する溶接方法です。

主に薄板向きで、溶け込みはあまり深くありませんが、綺麗なうろこ模様の溶接で外観的に美しい溶接です。

MIG溶接

Metal inert gas welding =通称・MIG溶接は電極となるアルミ溶接ワイヤと母材との間にアークを発生させ母材と一緒に溶接ワイヤを溶かし溶接を行う方法です。

溶け込みを必要とする構造物に使用されTIGに比べ溶接速度が速く溶接後の歪が少ないのが特徴です。

摩擦撹拌接合(FSW)

ショルダとプローブという特殊なツールを高速回転させながら金属の突合せ面に挿入します。回転しているツールを突合せ面に添って移動させ、その時に発生する摩擦熱と回転による材料の撹拌を利用し、元々の界面を完全に消失させ接合します。

FSWは最高到達温度が接合材融点よりも低く材料を溶かさず接合する「固相接合法」の1種です。

熱による影響が非常に少なく変形が少ない、割れなどの欠陥が少なく、同一条件下のもとで操業できるため品質の安定性に優れており、ヒューム・スパッタがなく作業環境負荷が小さい特徴もあります。

代表的な使用例

鉄道車両

鉄道車両では、軽軌道鉄道(LRT)構体の構造物を生産しています。

電車の顔とも言われる前妻構体。

全体のバランスを考慮しTIG・MIGを使い分け、優れた溶接工により高品質な製品を生産しています。

側構体

電車の側面の構造物は、側構体と呼ばれます。

エヌティーシーのMIG自動溶接ロボットは、最大3,210mmの溶接が可能です。

歪等を考慮し、安定した自動溶接条件、自社製溶接治具等を駆使し高品質な自動溶接を実現させています。

機器箱

車輛の制御システムに欠かせない電子機器、それを収納するのが機器箱です。

強度・美観等、高い品質要求に応えるため、熟練工がTIG溶接で丁寧に施工しています。

ページトップボタン