当社はユーザーの品質重視、生産の効率化、生産コストの削減などの需要に対し的確に答えていくため、あらゆる基礎研究から納入製品のデータ収集、ユーザーとの緊密な情報交換、新製品の開発まで積極的に取り組んでいます。その結果、当社は高炉用および電炉用カーボン、アルミ電解炉用カーボンを中心に多くの高品質な製品を開発、製造してきました。

1952年、当社はカーボンブロックを初めて当時の八幡製鉄所に納品しました。それ以来、当社の高炉用カーボン製品はその優れた品質が高く評価され現在までに500基以上の世界中の高炉に使用されております。

さらに、高炉の高寿命化が求められたことから、当社は休止高炉の解体調査においてユーザーと共に高炉炉底の損耗メカニズムの解明に努め、1981年にマイクロポアカーボンBC-7S、1985年にスーパーマイクロポアカーボンBC-8SRを、開発しました。これが評価され、耐火物としては日本で初めて、科学技術庁長官発明賞を受賞しております。そして現在も、国内外の幅広いユーザーの声を受け、製品を開発・製造しております。