技術紹介Technology
金属3Dプリンター部品開発
株式会社ソディック製作
金属3Dプリンターでの部品製造の最大のメリットは材料特性を最大限発揮出来る合金設計+欲しい製品設計を活かした形状の製品を造れる事だと考えます。
そのような合金開発~部品製造~品質保証までトータルで対応できるのが日軽金アクトの強みと考え、お客様に提案を進めています。
LPBF向けに開発したTCFE1Zは高い熱伝導率と優れた耐食性を特徴とするアルミ合金で、遷移金属元素であるFeの適量添加と積層造形の急冷凝固プロセスを合わせることで、高熱伝導と中強度を両立しており、放熱部品等への適用が可能です。
お客様のニーズに合わせ、合金開発を進め提案しますので、ご要望をお教えください。
高熱伝導性合金TCFE1Z 日本軽金属Grと東洋アルミ共同開発材
熱伝導率と0.2%耐力
各種評価結果
項目 | 単位 | 造形直後 | 350℃×1H | ||
---|---|---|---|---|---|
0° | 90° | 0° | 90° | ||
引張強度 | 【MPa】 | 221 | 216 | 215 | 217 |
耐力 | 【MPa】 | 191 | 169 | 173 | 171 |
伸び | 【%】 | 19 | 20 | 16 | 18 |
ヤング率 | 【GPa】 | 72 | 71 | 70 | 70 |
熱伝導率 | 【w/mk】 | 172 | 171 | 198 | 205 |