Department分析部門

材料試験

材料試験では、製品および素材から切り出し、加工した試験片を用いて、引張試験、疲労試験、硬さ試験などを行い、材料の機械的特性を評価しています。

保有設備紹介

  • オートグラフ試験機

    試験片に引張または圧縮の力を加えることで、破断までに掛かる荷重を測定する試験機です。伸びを測定するための機器を用いることで、耐力や弾性係数の算出、S-S曲線の取得も可能です。取得したデータは材料選定や強度評価など、様々な分野で活用されます。

  • 油圧サーボ式疲労試験機

    油圧シリンダを用いて、試験片に繰り返し荷重を負荷することで疲労強度を求める試験機です。電子制御により、油圧シリンダを制御できるため、様々な荷重条件を設定できます。

  • ロックウェル硬さ試験機

    円錐形の圧子を試験片表面に押し付け、生じたくぼみの深さから硬さを評価する試験機です。
    他の硬さ試験機と比べて迅速かつ精度良く測定を行うことができます。
    鍛造製品関連の評価に使用することが多いです。

  • ビッカース硬さ試験機

    角錐形の圧子を試験片表面に押し付け、生じたくぼみの対角線の長さから硬さを評価する試験機です。荷重範囲が広く、汎用性に優れています。

その他の保有設備

各種試験機

平面曲げ疲労試験機

試験片を繰り返し曲げることで疲労強度を求める試験機です。
板状の材料および接合材の評価を行うことができます。

回転曲げ疲労試験機

試験片に力を加えながら回転させることで、繰り返し荷重を負荷して疲労強度を求める試験機です。
試験速度が速いため、他の疲労試験機と比べて短期間での評価が可能です。
また、高温下における疲労特性の評価も可能です。

ブリネル硬さ試験機

球形の圧子を試験片表面に押し付け、生じたくぼみの直径から硬さを評価する試験機です。
くぼみの大きさが大きいため、鋳物などの粗くて不均質な材料の硬さ試験に適しています。

高温引張試験機

600℃までの高温域における引張試験を行うことができる試験機です。
高温下で使用される製品および素材の引張試験が可能で、高温下の機械的性質を評価することができます。

油圧万能試験機
シャルピー衝撃試験機