Department分析部門

構造試験

構造試験では自動車・建築・鉄道関連などの様々なアルミニウム製品の強度試験を実施し、評価を行っています。

保有設備紹介

  • 静的強度試験場

    テストベット上に架台・架構などを組み合わせて、試験体の静的強度試験を行うことができます。静的強度試験以外にも可搬式疲労試験機と組み合せた動的な試験など、目的に応じて様々な試験を行うことができ、比較的大きな構造物にも対応できる試験場です。

  • 可搬式疲労試験機

    実部品を対象として静的試験および疲労試験を行う油圧サーボ型の疲労試験機です。軽量・コンパクトな試験機となるため、実部品の負荷状況を模擬した試験を行うことができる設備です。

  • 可搬式三次元測定器

    接触/非接触式ポータブル三次元測定器です。可搬式のため、移動できない製品の三次元検査も高精度に行うことができます。点群とCADデータの比較、リバースエンジニアリングや3Dモデリングといった様々な用途で使用することができる設備です。

  • 油圧万能試験機

    小型部品、構造物の単体部品などに引張・圧縮・曲げの載荷ができる試験機です。付属装置や治具によって多様な試験ができ、降伏荷重や破壊強度を調べることができます。試験体の大きさに制限がありますが、精度の高い試験を行うことができる設備です。

その他の保有設備

各種試験機・解析ソフト

2軸疲労試験機

実部品を対象として静的試験および疲労試験を行う油圧サーボ型の疲労試験機です。2台の油圧シリンダーを同期制御できるため、面内2方向に同時に載荷させるなど、より複雑な試験を行うことができる設備です。

CAE解析ソフト

実験に必要な治具などの形状を静的構造解析で最適化します。最適化により高強度化と軽量化を両立することで、強度不足による作り直しの削減、作業性の向上につながります。

CADソフト

実験に必要な治具などの形状データを生成します。
3D-CADソフトのアセンブリ機能を用いて事前に試験状態を可視化することで、治具の干渉などを確認することができ、適切な試験方法を検討することができます。

自動油圧制御装置

油圧ポンプから送り出される作動油の方向、圧力、流量の操作を自動的に行い、静的強度試験で油圧シリンダーを動かすための制御装置です。
手動操作と比べて油圧シリンダーの速度を一定にすることができ、静的強度試験を安定して行うことができる設備です。