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採用情報

Technology

技術・設備

Technology & Equipmentアルミニウム線材の技術・設備について

当社では、アルミニウム溶湯をキャスバー形状に鋳造し、そのまま圧延して線材を製造する「プロペルチ連続鋳造圧延法(CCR法:Continuous Casting & Rolling)」により、高品質なアルミニウム線材を生産しています。
このCCR法は、従来のアルミニウムビレットを用いた圧延・押出による線材製造と比べて、生産性に優れ、長尺のアルミニウム線を効率的に製造できるのが大きな特長です。
また、母材製造から伸線加工までを自社一貫体制で行っており、お客様のニーズに合わせた多様な線径・性能を持つアルミ線材の提供が可能です。各種産業用途に最適なアルミ線を、柔軟かつ高精度に対応いたします。

製造工程図プロペルチ8型機

製造工程図

スクロールできます

生産プロセス

当社では、アルミニウム電線や各種アルミ合金線材、棒材などの素材として使用されるアルミニウム線材を製造しています。1950年代に開発された「連続鋳造圧延法(CCR法:Continuous Casting & Rolling)」は、成分調整済みのアルミ溶湯を無限長のキャストバーとして鋳造し、そのまま圧延して線材化する革新的なプロセスであり、特に電線用アルミニウム線の製造で実用化が進みました。
当社では、1965年にCCR設備を導入し、純アルミニウム系の線材を中心に電線用途向けの製造を開始。以降、さまざまな産業分野で使用されるアルミ合金線材のために、設備および技術の開発を積極的に進めてまいりました。
現在では、太径から細径まで、幅広い仕様のアルミニウム線材を製造可能です。お客様の多様なニーズに応える高品質な線材を、一貫体制で提供しています。

Features連続鋳造圧延によるアルミニウム線材の特長

当社の連続鋳造圧延(CCR)プロセスで製造されるアルミニウム線材は、以下のような優れた特長を備えています。

高生産性・
省エネルギーを実現

鋳造から圧延までを一貫して行うことで、工程の効率化とエネルギー消費の削減を両立。大量生産に適した生産方式です。

継ぎ目のない
大単重線材

途切れのない長尺線材を製造できるため、後工程での作業効率が向上し、安定した供給が可能です。

急冷凝固による
微細な組織構造

急速冷却により鋳造された線材は、均一で高品質な微細組織を持ち、強度や導電性などの性能に優れています。

Aluminum Wire Manufacturing Processアルミニウムワイヤーの製造工程

当社では、自社で生産した荒引線を伸線機により、アルミニウムワイヤーに加工しております。伸線加工では、φ8~φ0.5のワイヤーに加工し、束・リール巻き・キャリア巻きの製品を製造いたします。製品は必要に応じて焼鈍し、O材にすることも可能です。